気付いたらかなりここを放置していました!
といっても胴体4漁りしかしておらず、これといってRGネタがなかったというのもありますが。
代わりに(?)積み本を消化しておりました。
その中のカラマーゾフの兄弟を3ヶ月かけてようやく上巻を突破。
帯に書いてあった「金原ひとみさん推薦! 上巻読むのに4ヶ月、一気に三日で中下巻」を地でいくペースですよ。
ちなみにその前に読んでいた同作家の作品「罪と罰」は上巻読むのに5年(途中まで読んで放置していた)、下巻を読むのに半日って感じでしたけどね。
文庫は上下中の3冊に分かれていますが、上だけでも600ページ越え。
その667ページの600ページくらいまではキチガイ家族のキチガイエピソードをわけもわからず垂れ流しで面白くないこの作品。
それがカラマーゾフ家の次男イワンが三男のアリョーシャに「俺の作った詩を聞いてくれよ」と言い出したところから一変するのだ。
詩といえばポエム。素人の作ったポエムといえば、恥ずかしいものと相場が決まっているので根性でページを手繰るヨネヤマ。
しかし、そこからドフトエフスキーの猛攻が始まるとは予期していなかった。現代の預言書とまで言われている名著。ローギアからトップまで何の前触れもなく入れてくるから恐ろしい作家である。
上巻を読み終えて「え、そこで盛り上げてくるの?」と言いたくなる様な構成の意味不明さに笑うしかなかった。
でもこれ、面白いとわかっていなかったら、途中で投げ出してるよなぁ……。
ということでこの作品はオススメしません!
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代わりに積み本の中にあった「首無の如き祟るもの」という作品が面白かったですよ。
本格ミステリだけど、怪奇の混じった内容です。
終盤、トリックが明かされるごとに二転三転する展開は秀逸といえるでしょう。
推理小説についてまわるツッコミどころもないとはいえませんけれど。
こっちはオススメ!ということで締めておきます(´∇`)